粉骨とは、ペットの火葬後に残ったご遺骨を、細かな粉末状に整えることです。陽だまり供養社では、2mm以下のパウダー状に仕上げています。
ただ、この記事でいちばんお伝えしたいのは、粉骨という言葉の意味そのものではありません。今のご自身が、粉骨を決める時期にいるのかどうかです。粉骨したご遺骨は、元の形に戻すことができません。だからこそ、言葉の意味を知ったうえで、急がずに考えていただきたいと思っています。
この記事では、粉骨とは何かという基本から、決める時期の見きわめ方、そして実際に依頼するときに何が確認されるのかまでを、陽だまり供養社の代表の言葉を交えてお伝えします。
粉骨は、火葬後のご遺骨を細かな粉末状にする工程です。骨壺に納めた形のあるご遺骨を、手元供養や納骨など、その後に考えている供養の形に合わせやすい状態へ整えます。
粉骨は、必ず行わなければならないものではありません。骨壺のまま大切に保管し続けることも、粉骨して新しい形で供養することも、どちらもご家族それぞれの選択です。「周りの方がしているから」「早く決めなければいけない気がするから」という理由だけで急ぐ必要はありません。
粉骨は、ご遺骨そのものを細かくする工程です。一方、分骨は、ご遺骨を複数の容器や供養先へ分けることを指します。粉骨した後のご遺骨を分骨することもできます。分骨についてはペットの分骨はよくない?粉骨して分ける方法-陽だまり供養社でご紹介しています。納骨を予定している場合は、受け入れ先の規則を事前にご確認ください。
ご遺骨を粉末状にすると、形のある状態よりも容積が小さくなり、保管する場所や容器を考えやすくなります。ご自宅で手元供養を続けたい場合や、将来ご家族へ託したい場合にも、扱いやすい形に整えられます。
陽だまり供養社では、粉骨後にUV処理を行い、透明の真空パック袋で仕上げています。真空パックは湿気の侵入やカビの発生リスクを抑えるためのもので、完全な防止や永久保存を保証するものではありません。
手元で供養を続ける形については、ペットの手元供養はいつまで?毎日の向き合い方-陽だまり供養社でもご案内しています。
粉骨後は、手元供養を続けるほか、納骨や散骨などを検討できます。ただし、受け入れの可否や条件は、寺院・霊園・散骨を行う場所や依頼先によって異なります。希望する方法が決まっている場合は、粉骨する前に受け入れ先へご確認ください。
人とペットを同じお墓へ納められるかどうかは、粉骨の有無ではなく墓地・寺院の規則によって決まります。一般の墓地では認められない場合があるため、希望される墓地へ事前にご確認ください。ペットと同じお墓に入りたいときに、お寺へ先に確かめておくことは、ペットと一緒に散骨したい方へ-陽だまり供養社でご紹介しています。
粉骨後の選択肢は、ペット粉骨のその後|供養の選択肢と組み合わせ方-陽だまり供養社で詳しくご案内しています。火葬後に何から考えればよいか迷っている方は、ペット火葬後の遺骨どうする?今の気持ちから選ぶ-陽だまり供養社もあわせてご覧ください。
粉骨で最も大切な注意点は、粉末状にしたご遺骨を元の形へ戻せないことです。骨の形を見ること、残すことに、大きな意味を感じるかもしれません。
少しでも迷いがある場合は、すぐに決めなくてかまいません。ご遺骨を骨壺に納めたまま過ごし、お気持ちが整ってから改めて考えることもできます。
ご家族の中で、粉骨したい方と、骨の形を残したい方とで考えが分かれることがあります。この点について、代表はこう話しています。
ご家族様の意見が揃った上で申し込まれるのがいいと思います。粉骨するともう元に戻すことはできないので、ご家族様のわだかまりが残るよりは、皆さんの意見が一致した後でやるべきだと思っています。
陽だまり供養社は、ご遺骨の形を残したいという方がいらっしゃる場合、その方のお気持ちが整うまで待っていただくことをおすすめしています。元に戻せないからこそ、ご家族皆さまが納得されたうえで決めていただきたいと考えています。
粉骨をご自身で行うことは、技術的には不可能ではありません。ただ、仕上がりを左右するのは粉砕そのものよりも前の下準備で、ご遺骨が十分に乾いていないと黒ずんだ色に仕上がります。ご自宅の設備で乾燥や汚れの除去まで行うのは難しい部分です。詳しくはペット粉骨は自分でできる?乾燥・道具・注意点-陽だまり供養社でご案内しています。
粉骨に、すべての方へ共通する正しい時期はありません。火葬後すぐに粉骨してもよいですし、何年か手元供養を続けてから決めてもかまいません。
そのうえで、代表は迷っていること自体を一つの判断材料として見ています。
粉骨するのを迷っている時点で、まだそのタイミングじゃないというふうに考えます。
まだ迷っている方に、代表はこう伝えています。
もし埋葬が決まっている、もしくは分骨してご家族様に預けると決まっているようでしたら、粉骨するのをお勧めしますが、特にどうしようか迷っている時は、しなくていいと思います。
粉骨そのものを否定しているのではなく、一度粉骨すると元の形には戻せないからこそ、迷ったまま進めていただきたくないという考えによるものです。
では、時期が来ている方とは、どのような方なのか。代表はこう説明しています。
粉骨する人は、粉骨した後のゴールはもうすでにあって、そのゴールのために、例えば埋葬だったり、海洋散骨だったり、そのためのプロセスとして粉骨するという考え方になっていると思うので、まだ粉骨に踏み切れない人はまだ気持ちの整理がついていないので、その整理をつけた後にするのが一番いいかと思います。
つまり粉骨は、それ自体がゴールではなく、すでにあるゴールへ進むためのプロセスです。
ご自宅で手元供養を続けたい
寺院や霊園へ納骨したい
海洋散骨をしたい
庭など、ご自宅の敷地へ埋葬したい
ご家族へ託せる状態にしたい
この中のどれかが、すでにご自身の中で決まっているなら、粉骨はそこへ向かう途中の工程になります。逆に、どれも決まっていないまま「粉骨した方がよさそうだから」と進めようとしているなら、もう少し時間をとっていただいてよいと思います。
なお、このゴールは依頼を受けるための条件ではありません。決まっていなければ申し込めない、というものではなく、ご自身が踏み切れる時期かどうかを測るための目安としてお考えください。
実際に申し込むとき、最初に確認されるのは気持ちの整理やゴールではありません。代表が受託の可否を判断するときに優先しているのは、ご遺骨の状態とサイズです。
まず受けるか受けないかに関しては、遺骨の状態、遺骨のサイズなどを優先します。なぜなら、遺骨をどこかに埋葬して、泥だらけだったりとか、水が入ったりとかすると受けられないので。
土中から掘り起こしたご遺骨(お客様が土を落とされた後も対象外です)
土、泥、小石、植物などが付着・混入し、洗浄や長期の乾燥が必要なご遺骨
火葬されていないペットのご遺体
人のご遺骨
陽だまり供養社では、水洗い、超音波洗浄、六価クロム検査、化学的な無害化処理は行っていません。そのため、洗浄が必要な状態のご遺骨はお受けできません。
一方で、状態が気になるからといって諦めていただく必要のないものもあります。
火葬がちゃんとされてないというか、まだ黒ずんでたりとか、綺麗に火葬されてない場合で、そういうのは大丈夫です。こちらで処理すること、綺麗にすることができるので。
カビ、湿気、黒い燃え残りが見られる火葬済みのご遺骨は、通常のご依頼としてそのままお送りいただけます。十分な乾燥が必要と判断した場合には、800℃以上の高温再焼成処理を行い、粉骨に適した状態へ整えます。この処理は基本料金に含まれており、実施した場合でもこの処理について追加の費用はいただきません。すべてのご遺骨に一律で行うものではなく、必要と判断した場合に実施します。ただし、必ず真っ白になる、すべてのカビがなくなるといった結果をお約束するものではありません。
骨壺のサイズは、6寸までが基本料金の対象です。7寸以上や、標準の送骨キットに収まらない場合は、作業前に内容と料金を個別にご案内します。
ご自身で見分けにくい状態もあると思います。判断の方法について、代表はこう話しています。
写真を送ってもらうよりも、まず先にどういう状態か、まず口頭で言っていただければ、もうその状態でダメなことはダメなので、そこで断ることがあります。
なので、一度お問い合わせいただくのが一番わかりやすいかなと思います。
写真を用意していただく前に、状態を言葉でお伝えいただければ、お受けできない状態に当てはまるかどうかを、その時点でお返事できます。
陽だまり供養社では、粉骨の作業の様子を写真に撮り、報告書としてお渡ししています。申し込む前の段階で何が示されるのかを、先にお伝えします。
システム的に一体一体をやっていくので、混ざることがないんです。システムの問題で。
混ざらないための具体的な進め方は、次のとおりです。
その一体が終わった、全てが終わった後に、その次の子に取り掛かるので、混ざることはないです。その混ざらないことをシステム化しているので、私一人でやっているので、誰かに託すことがないので、それは担当者がミスるということはないです。
一体ずつ、最初から最後まで終えてから次の子に取りかかります。複数のご遺骨を同時に進めることはありません。一つの工程が終わるごとに清掃し、機材は工程が終わった時点ですぐに洗います。作業は代表が一人で行うため、途中で誰かに引き継ぐ場面がありません。
名前や依頼者の情報、すべていつでもそのお骨壺や工程のものにすべて名前が書いているので間違いようがない。
そのうえで、1体ごとに粉骨証明書と、写真付きの粉骨作業報告書を発行しています。
必ずあなたのペットちゃんのお骨が戻りますし、個別に全てやらせていただいてます。なので、しかも写真も撮らせていただいて、報告書も出しています。
依頼先を選ぶときは、料金だけでなく、1体ずつ作業しているか、作業の記録が残るかを確認されることをおすすめします。業者選びの見方は、ペット粉骨業者の選び方|安心して任せる基準-陽だまり供養社でもご案内しています。
陽だまり供養社は、ペットの粉骨を全国郵送のみで承っています(出張・立ち会い・火葬は行っておりません)。
料金は全国一律、1体10,800円(税込・骨壺6寸まで同額)です。送骨キットが不要な場合は1,000円引きの9,800円、桐箱仕上げをご希望の場合は12,800円となります。7寸以上や小分け・分送をご希望の場合は、作業前に個別にお見積もりをご案内します。
基本料金に含まれるもの:
800℃以上の高温再焼成処理(必要と判断した場合に実施)
目視で確認できる小さな異物の除去
1体ずつの完全個別粉骨
UV処理と、透明の真空パック袋による仕上げ
送骨キット(不要の場合は1,000円引き)
粉骨後の通常返送料
返却をご希望されない空骨壺のお引き取り
粉骨証明書
写真付き粉骨作業報告書
お客様から当社へご遺骨をお送りいただく際のゆうパック送料は、実費をご負担いただきます。空骨壺の返却をご希望の場合は、ご遺骨とは別便となるため、梱包資材費と送料をご負担いただきます。ご遺骨を送るときのゆうパックの出し方は、送骨キットを郵便局で|ゆうパック送り状は記入済み-陽だまり供養社でご案内しています。
料金の考え方は、ペット粉骨料金|一体ずつ丁寧に10,800円-陽だまり供養社で詳しくご説明しています。郵送での流れ全体は、ペット粉骨とは?郵送で安心して任せる方法と料金を解説をご覧ください。
粉骨とは、火葬後のご遺骨を細かな粉末状に整え、その後の供養へ進みやすくする工程です。一度粉骨すると元の形には戻せないため、ご家族の意見が揃い、ご自身の中でその後の形が見えてから決めていただくのが一番だと考えています。
まだ迷っているなら、それは急がなくてよいというしるしかもしれません。骨壺のままそばに置いて過ごす時間も、大切な供養のひとつです。
そのうえで、ご遺骨の状態やサイズについて「これは頼めるのだろうか」と気になることがあれば、その点だけでも先にお問い合わせください。陽だまり供養社の全国郵送による粉骨については、公式サイトでご案内しています。
LINEでも、ご相談をお受けしています
読んでいて気になったこと、ご遺骨の状態のことなど、
LINEから写真とあわせてお送りいただけます。
代表本人が、7:00〜23:00(年中無休)の間に順番にお返事します。